水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2017年10月2週 (10月6日～10月12日） 前年同期 （10月7日～10月13日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,352 690 245 418
　前　　　 週 　　　比 （％） 86 93 75 83
　前　年　同　期　比 （％） 94 99 89 89


2 魚種別取扱状況(各地* ： 海外含む。前週・前年同期比の単位は％、該当する中値を比較して算出。）
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 37.7 98 ↓ 108 ↑ 各地 生 16,200 5,288 2,376 91 119 -
海外 生 5,616 3,562 2,160 98 98 -
メバチ 63.1 110 ↑ 91 ↓ 各地* 冷凍 3,564 1,233 1,026 100 118 -
アジ 41.9 81 ↓ 101 ↑ 長崎ほか 中 1,620 659 216 161 92 160-200g/尾
島根ほか 中小 756 497 324 128 77 100-120g/尾
サバ 21.1 83 ↓ 57 ↓ 佐賀ほか － 2,700 553 216 86 68 8-10入/5kg
イワシ 44.1 87 ↓ 134 ↑ 青森ほか － 1,620 276 162 95 88 110-120g/尾
スルメイカ 16.4 164 ↑ 193 ↑ 北海道 － 1,080 877 648 89 78 20-25入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 3.4 94 ↓ 46 ↓ 各地 － 1,013 - 743 - - -
サンマ 79.7 86 ↓ 94 ↓ 岩手ほか 生 2,700 540 324 93 60 30-32入/4kg
カレイ 7.0 86 ↓ 127 ↑ 北海道 マ 864 648 432 - 97 -
宮城ほか マコ 1,512 972 810 - 150 -
北海道 アカ 1,188 - 540 - - -
北海道 ｱｻﾊﾞ 648 - 324 - - -
ハマチ 16.7 127 ↑ 81 ↓ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 100 120 5-6kg/尾
塩サケ 25.6 78 ↓ 128 ↑ 北海道 トキ 1,296 1,080 864 100 67 -
北海道 アキ 594 572 540 100 76 -
タラ類 13.0 118 ↑ 107 ↑ 青森ほか 生 1,512 864 756 114 - 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,080 1,026 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 18.9 65 ↓ 65 ↓ 鹿児島ほか － 2,700 842 270 103 81 3kg/尾
キンメダイ 6.0 82 ↓ 140 ↑ 東京ほか － 9,720 2,506 1,080 107 105 0.5-1.5kg/尾
ムキカキ 7.0 163 ↑ 152 ↑ 三陸 － 3,240 1,795 1,080 90 74 -
各地 － 1,728 1,512 1,080 89 - -


３　築地市場概況
　今週は９日（月）が祝日のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ７％の減少。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、６日（金）入荷は減少したが、買い気は今一つ。しかしサバやカツオが１－３割値を上げ、イワシは堅調など、相場全体ではしっかり。７日（土）連休前だが、雨市で買い気は低調。しかしカツオが１－３割続伸し、イワシがしっかりなど、相場全体では強保合。１０日（火）連休明けで買い気は好調。しかしアジが４－５割、スルメイカが１－２割値を下げ、サバが弱保合など、相場全体では軟調。１１日（水）入荷は減少したが、水曜市で買い気は弱まった。アジやサバが１－２割、スルメイカがやや値を下げ、相場全体では続軟調。１２日（木）前日からの荷もたれ感から、引き合いは弱かった。さらにアジが２割、ブリやメジがやや値を下げて、相場全体では小安い。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎・和歌山、中小型は島根・千葉主体に入荷、前週に比べ数量は１９％減少し、価格は中型が約１．６倍に上昇し、中小型が約３割高。サバは佐賀・山口主体に入荷、前週に比べ数量は１７％減少し、価格は約１．５割安。イワシは青森・北海道主体に入荷、前週に比べ数量は１３％減少し、価格は０．５割安。スルメイカは北海道主体に入荷、前週に比べ数量は約１．６倍に増加し、価格は約１割安。カツオは鹿児島・宮城主体に入荷、前週に比べ数量は３５％減少し、価格はわずかに上昇した。ムキカキのせりが先週から始まったが、例年に比べ入荷量が非常に多く、価格も前年に比べ約２．５割安となった。