水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課
０3（３５４７）８０６１～８０６３

2017年11月2週 (11月10日～11月16日） 前年同期 （11月11日～11月17日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,383 685 258 440
　前　　　 週 　　　比 （％） 92 90 97 92
　前　年　同　期　比 （％） 92 95 81 95


2 魚種別取扱状況(各地* ： 海外含む。前週・前年同期比の単位は％、該当する中値を比較して算出。）
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 33.2 91 ↓ 120 ↑ 各地 生 21,600 7,666 1,836 92 87
海外 生 6,264 4,164 3,240 120 120
メバチ 60.5 107 ↑ 79 ↓ 各地* 冷凍 3,240 1,251 1,026 100 110
アジ 56.9 119 ↑ 122 ↑ 長崎 中 1,620 486 270 86 76 160-170g/尾
富山ほか 中小 540 389 270 90 92 100-120g/尾
サバ 38.6 105 ↑ 124 ↑ 千葉ほか － 1,836 320 216 87 83 10入/5kg
イワシ 23.2 66 ↓ 283 ↑ 千葉 － 648 421 162 151 52 100-110g/尾
スルメイカ 12.2 57 ↓ 163 ↑ 北海道 － 1,080 726 648 91 66 20入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 4.5 167 ↑ 115 ↑ 各地 － 1,013 - 743 - -
サンマ 36.3 73 ↓ 59 ↓ 岩手ほか 生 2,160 540 432 100 125 30-32入/4kg
カレイ 14.8 74 ↓ 81 ↓ 北海道 マ 540 - 324 - -
宮城ほか マコ 864 648 432 150 200
北海道 アカ 864 - 432 - -
北海道 ｱｻﾊﾞ 540 - 216 - -
ハマチ 25.5 105 ↑ 85 ↓ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 100 120 5-6kg/尾
塩サケ 26.4 115 ↑ 98 ↓ 北海道 トキ 1,296 1,080 864 100 83
北海道 アキ 1,404 1,080 1,026 100 133
タラ類 20.9 101 ↑ 83 ↓ 青森ほか 生 1,620 - 540 - - 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,080 - 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 7.3 100 124 ↑ 静岡ほか － 2,160 1,242 540 98 80 3-4kg/尾
キンメダイ 7.6 106 ↑ 95 ↓ 静岡ほか － 7,560 2,160 1,080 100 92 0.5-1.5kg/尾
ムキカキ 15.2 129 ↑ 111 ↑ 三陸 － 3,564 1,754 648 75 86
各地 － 2,160 1,328 864 86 -


３　築地市場概況
　今週は１５日（水）が休市のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は、前週に比べ１０％の減少。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、１０日（金）しけの影響で止め品の割合が多かったため、取引は売り急がれる展開となった。スルメイカやメジがやや値を下げ、相場全体では弱保合。１１日（土）前荷薄や休み前で、取引はほぼ全面高となった。アジやブリが強保合で、相場全体では小幅上伸。１３日（月）週明けで買い気はまずまず。イワシが堅調、アジが１割上伸で、相場全体では強保合。１４日（火）休市前だが、入荷増などもあり買い気は低調。アジが２割反落し、サバやイワシが軟調で、相場全体でも軟調。１６日（木）休市明けだが、潤沢な入荷で引き合いは弱かった。サバやイワシ、スルメイカが１－２割値を下げ、相場全体では小幅下落。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎、中小型は富山・島根主体に入荷、前週に比べ数量は１９％増加し、価格は中型が約１．５割安、中小型が１割安。サバは千葉・青森主体に入荷、前週に比べ数量は５％増加し、価格は約１．５割安。イワシは千葉主体に入荷、前週に比べ数量は３４％減少し、価格は約５割高。スルメイカは北海道主体に入荷、前週に比べ数量は４３％減少し、価格は約１割安。カツオは静岡・鹿児島主体に入荷、前週に比べ数量は変わらず、価格はわずかに下落した。生サンマは岩手・宮城主体に入荷、価格は前週と変わらず。ムキカキは前週に比べ数量は２９％増加し、三陸産の価格が２．５割安となった。