水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課
０3（３５４７）８０６１～８０６３

2017年11月4週 (11月24日～11月30日） 前年同期 （11月25日～12月1日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,268 616 253 399
　前　　　 週 　　　比 （％） 97 97 95 99
　前　年　同　期　比 （％） 97 106 81 96


2 魚種別取扱状況(各地* ： 海外含む。前週・前年同期比の単位は％、該当する中値を比較して算出。）
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 31.4 106 ↑ 118 ↑ 各地 生 14,040 8,239 2,700 123 84
海外 生 7,884 3,622 2,268 112 123
メバチ 58.6 94 ↓ 72 ↓ 各地* 冷凍 2,700 1,211 972 98 107
アジ 62.6 112 ↑ 155 ↑ 長崎 中 1,620 387 216 90 59 160-170g/尾
島根ほか 中小 540 495 270 131 134 100-110g/尾
サバ 35.0 96 ↓ 108 ↑ 青森 － 1,404 380 216 129 91 10入/5kg
イワシ 19.8 80 ↓ 132 ↑ 北海道ほか － 1,512 423 216 109 96 110g/尾
スルメイカ 8.1 96 ↓ 101 ↑ 北海道 － 1,296 842 648 77 86 20入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 4.6 84 ↓ 159 ↑ 各地 － 1,013 - 743 - -
サンマ 18.5 65 ↓ 102 ↑ 岩手 生 1,620 540 432 100 98 30-32入/4kg
カレイ 13.5 85 ↓ 103 ↑ 北海道 マ 594 432 324 - -
青森ほか マコ 972 864 432 160 320
北海道 アカ 972 - 324 - -
北海道 ｱｻﾊﾞ 756 - 108 - -
ハマチ 27.8 119 ↑ 87 ↓ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 100 120 5-6kg/尾
塩サケ 20.8 108 ↑ 85 ↓ 北海道 トキ 1,296 1,080 864 100 83
北海道 アキ 1,404 1,080 1,026 100 133
タラ類 16.9 82 ↓ 80 ↓ 青森ほか 生 2,052 - 540 - - 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,080 972 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 5.7 121 ↑ 211 ↑ 福岡 － 2,700 1,458 378 109 73 4kg/尾
キンメダイ 6.7 96 ↓ 105 ↑ 東京ほか － 6,480 2,448 864 116 113 0.5-1.5kg/尾
ムキカキ 13.7 93 ↓ 108 ↑ 三陸 － 3,240 1,665 756 107 93
各地 － 1,728 1,224 864 106 -


３　築地市場概況
　今週は６日間の営業。鮮魚類の取扱数量は、前週に比べ３％の減少。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、２４日（金）入荷は増えたが、休市明けで買い気はまずまず。サバやブリ、サンマが保合で、相場全体でも保合。２５日（土）休市前で入荷も減ったことで、荷動きは順調。サバが１－２割、カツオが２－３割値を上げて、相場全体では強保合。２７日（月）週明けで買い気はまずまず。ブリが堅調な反面、カツオが軟調で、相場全体では小動き。２８日（火）翌日が水曜開市のため、入荷は減ったが買い気は低調。サバが３－４割値を下げて、相場全体では小安い。２９日（水）月末の水曜市で、買い気は低調。イワシが半値に急落し、サバが２割続落で、相場全体でも続落。３０日（木）入荷は減ったが、月末市で降雨予報もあり買い気は低調。スルメイカがやや値を下げ、相場全体では弱保合。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎、中小型は島根・長崎主体に入荷、前週に比べ数量は１２％増加し、価格は中型が１割安、中小型が約３割高。サバは青森主体に入荷、前週に比べ数量は４％減少し、価格は約３割高。イワシは北海道・青森主体に入荷、前週に比べ数量は２０％減少し、価格は約１割高。スルメイカは北海道主体に入荷、前週に比べ数量は４％減少し、価格は約２．５割安。カツオは福岡主体に入荷、前週に比べ数量は２１％増加し、価格は約１割高。ムキカキの入荷は前週に比べ７％減少し、三陸産の価格が約１割高となった。