水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課
０3（３５４７）８０６１～８０６３

2017年12月1週 (12月1日～12月7日） 前年同期 （12月2日～12月8日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,549 698 333 518
　前　　　 週 　　　比 （％） 122 113 131 130
　前　年　同　期　比 （％） 100 97 97 105


2 魚種別取扱状況(各地* ： 海外含む。前週・前年同期比の単位は％、該当する中値を比較して算出。）
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 39.1 125 ↑ 114 ↑ 各地 生 17,280 7,769 1,728 94 84
海外 生 8,640 4,233 2,268 117 145
メバチ 71.5 122 ↑ 83 ↓ 各地* 冷凍 3,780 1,178 918 97 103
アジ 51.6 82 ↓ 108 長崎 中 1,620 454 324 117 88 160-170g/尾
島根ほか 中小 648 475 324 96 100 100-110g/尾
サバ 40.4 115 ↑ 98 千葉ほか － 1,404 311 216 82 85 8-10入/5kg
イワシ 29.1 147 ↑ 148 ↑ 千葉ほか － 1,080 430 216 102 102 110g/尾
スルメイカ 10.9 135 ↑ 111 ↑ 北海道 － 1,296 1,011 540 120 109 20入/約5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 6.5 141 ↑ 100 各地 － 1,013 - 743 - -
サンマ 16.7 90 ↓ 169 ↑ 岩手 生 1,620 540 432 100 119 30-32入/4kg
カレイ 14.5 107 119 ↑ 北海道 マ 648 - 270 - -
青森ほか マコ 972 - 324 - -
北海道 アカ 1,080 - 540 - -
北海道 ｱｻﾊﾞ 594 - 216 - -
ハマチ 33.9 122 ↑ 89 ↓ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 100 120 5-6kg/尾
塩サケ 34.4 165 ↑ 97 北海道 トキ 1,296 1,080 864 100 83
北海道 アキ 1,404 1,080 1,026 100 133
タラ類 23.1 137 ↑ 94 青森ほか 生 2,052 - 756 - - 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,080 - 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 3.4 60 ↓ 89 ↓ 長崎 － 2,700 1,555 432 107 136 4kg/尾
キンメダイ 7.6 113 ↑ 104 東京ほか － 6,480 2,285 1,080 93 108 0.5-1.5kg/尾
ムキカキ 16.9 123 ↑ 110 ↑ 三陸 － 3,240 1,611 756 97 88
各地 － 1,728 1,181 756 96 -


３　築地市場概況
　今週は６日（水）が休市のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ１３％の増加。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、１日（金）月替わりだが買い気はいまひとつ。ブリが堅調だった反面、カツオが軟調で、相場全体では小動き。２日（土）前荷薄や休み前で、売れ行きはまずまず。アジが強保合だった反面、イワシが３－４割値を下げ、相場全体では高安まちまち。４日（月）週明けで買い気はやや上向き。サバやカツオが堅調、ブリが強保合で、相場全体でも強保合。５日（火）休市前だが買い気はいまひとつだった。アジやイワシ、スルメイカ、カツオが１－３割値を下げ、相場全体では小安い。７日（木）休市明けだが荷動きはいまひとつ。アジ、スルメが小幅に値を上げる一方で、サバが小幅に値を下げるなど相場全体では保合。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎、中小型は島根、長崎主体に入荷、前週に比べ数量は１８％減少し、価格は中型が１．５割強高、中小型が約０．５割安。サバは千葉、岩手主体に入荷、前週に比べ数量は１５％増加し、価格は２割弱安。イワシは千葉、青森主体に入荷、前週に比べ数量は４７％増加し、価格はほぼ変わらず。スルメイカは北海道主体に入荷、前週に比べ数量は３５％増加し、価格は２割高。カツオは長崎主体に入荷、前週に比べ数量は４０％減少し、価格は０．５割強高。生サンマは岩手主体に入荷、数量は前週に比べ１０％減少し、価格は変わらず。