水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課
０３（３５４７）８０６１～８０６３

2017年12月3週 (12月15日～12月21日） 前年同期 （12月16日～12月22日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,361 608 311 442
　前　　　 週 　　　比 （％） 109 104 123 107
　前　年　同　期　比 （％） 87 91 75 92


2 魚種別取扱状況(各地* ： 海外含む。前週・前年同期比の単位は％、該当する中値を比較して算出。）
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 43.7 135 ↑ 109 ↑ 各地 生 18,360 9,066 1,620 127 99
海外 生 9,180 3,439 2,268 99 120
メバチ 76.3 106 ↑ 67 ↓ 各地* 冷凍 3,564 1,123 864 98 98
アジ 47.1 112 ↑ 108 ↑ 長崎 中 1,620 538 389 100 109 160-170g/尾
長崎ほか 中小 648 513 324 103 100 100-110g/尾
サバ 35.0 105 ↑ 95 ↓ 岩手 － 1,296 511 216 108 158 8-10入/5kg
イワシ 21.7 83 ↓ 102 ↑ 千葉ほか － 864 361 216 72 107 110g/尾
スルメイカ 11.6 89 ↓ 173 ↑ 青森 － 1,080 936 540 104 98 20入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 3.5 130 ↑ 92 ↓ 各地 － 1,013 - 743 - -
サンマ 3.5 59 ↓ 85 ↓ 各地 解凍 864 - 540 - -
カレイ 12.6 85 ↓ 105 ↑ 北海道 マ 540 - 324 - -
青森ほか マコ 648 540 432 100 -
北海道 アカ 1,026 - 540 - -
北海道 ｱｻﾊﾞ 540 - 216 - -
ハマチ 35.1 99 ↓ 79 ↓ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 100 120 5-6kg/尾
塩サケ 24.6 96 ↓ 96 ↓ 北海道 トキ 1,296 1,080 864 100 83
北海道 アキ 1,404 1,080 1,026 100 133
タラ類 18.9 98 ↓ 88 ↓ 青森ほか 生 2,376 - 540 - - 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,080 - 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 3.2 89 ↓ 114 ↑ 長崎ほか － 3,780 1,818 648 135 163 4kg/尾
キンメダイ 6.2 132 ↑ 100 千葉ほか － 7,560 2,790 1,296 119 115 0.5-1.5kg/尾
ムキカキ 14.4 99 ↓ 104 ↑ 三陸 － 3,780 2,048 756 111 95
各地 － 1,728 1,194 756 100 -


３　築地市場概況
　今週は６日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ４％の増加。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、１５日（金）週末に入り、買い気は幾分上向いた。アジやメジが堅調で、相場全体でも堅調。１６日（土）絶対量不足と前荷薄から、荷動きは良好。カツオやブリが保合で、相場全体では小動き。１８日（月）週明けで買い気はまずまず。しかしアジが２割、スルメイカやメジがやや値を下げ、相場全体では軟調。１９日（火）入荷は減ったが、買い気は弱かった。カツオが２－４割値を上げた反面、アジやメジが１－２割続落し、相場全体では高安まちまち。２０日（水）入荷は減ったが、水曜市で買い気は低調。カツオが２割反落し、サバやスルメイカが１－３割値を下げ、相場全体では軟調。２１日（木）前日からの荷余り感と、入荷の増加で買い気は弱かった。カツオが保合で、相場全体では小動き。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎、中小型が長崎・富山主体に入荷、前週に比べ数量は１２％増加し、価格は中型が変わらず、中小型がわずかに上昇。サバは岩手主体に入荷、前週に比べ数量は５％増加し、価格は約１割高。イワシは千葉・岩手主体に入荷、前週に比べ数量は１７％減少し、価格は約３割安。スルメイカは青森主体に入荷、前週に比べ数量は１１％減少し、価格は約０．５割高。カツオは長崎・高知主体に入荷、前週に比べ数量は１１％減少し、価格は３．５割高。ムキカキの入荷数量は前週と比べほぼ変わらず、三陸産が約１割高となった。