水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課
０３（３５４７）８０６１～８０６３

2017年12月4週 (12月22日～12月28日） 前年同期 （12月24日～12月29日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,525 593 279 652
　前　　　 週 　　　比 （％） 112 98 90 148
　前　年　同　期　比 （％） 97 102 82 100


2 魚種別取扱状況(各地* ： 海外含む。前週・前年同期比の単位は％、該当する中値を比較して算出。）
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 51.9 119 ↑ 89 ↓ 各地 生 30,240 10,880 1,620 120 71
海外 生 11,340 4,982 2,160 145 184
メバチ 69.2 91 ↓ 78 ↓ 各地* 冷凍 3,240 1,117 864 99 97
アジ 32.5 69 ↓ 110 ↑ 長崎ほか 中 1,620 454 324 84 74 160-170g/尾
富山ほか 中小 1,404 702 324 139 111 100-110g/尾
サバ 21.2 61 ↓ 119 ↑ 千葉ほか － 1,620 529 324 104 86 7-8入/5kg
イワシ 13.5 62 ↓ 90 ↓ 岩手 － 1,080 367 216 122 102 110g/尾
スルメイカ 13.6 117 ↑ 234 ↑ 長崎ほか － 1,188 756 432 81 76 20入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 2.5 71 ↓ 76 ↓ 各地 － 1,013 - 743 - -
サンマ 1.7 49 ↓ 77 ↓ 各地 解凍 864 - 540 - -
カレイ 8.2 65 ↓ 109 ↑ 北海道 マ 540 - 324 - -
青森ほか マコ 648 - 324 - -
北海道 アカ 864 540 324 60 -
北海道 ｱｻﾊﾞ 486 - 216 - -
ハマチ 38.9 111 ↑ 74 ↓ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 100 120 5-6kg/尾
塩サケ 22.8 93 ↓ 105 ↑ 北海道 トキ 1,296 1,080 864 100 83
北海道 アキ 1,404 1,080 1,026 100 133
タラ類 16.9 89 ↓ 98 ↓ 青森ほか 生 1,944 - 324 - - 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,080 - 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 1.5 47 ↓ 167 ↑ 長崎 － 4,320 2,538 756 140 190 3-5kg/尾
キンメダイ 10.2 165 ↑ 159 ↑ 東京ほか － 6,480 2,196 864 79 92 0.5-1.5kg/尾
ムキカキ 14.1 98 ↓ 142 ↑ 三陸 － 4,644 2,082 432 102 109
各地 － 1,944 981 324 82 -


３　築地市場概況
　今週は６日間の営業。鮮魚類の取扱数量は、前週に比べわずかに減少。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、２２日（金）週末に入り買い気はまずまず。イワシやカツオ、ブリが保合で、相場全体でも保合。２３日（土）休市前だが、クリスマスを控えて買い気は低調。しかしカツオが３－５割値を上げて、相場全体では強保合。２５日（月）週明けだがクリスマスで、高級鮮魚を除いて買い気は弱め。イワシが３－４割値を上げた反面、カツオが１－３割反落し、相場全体では高安まちまち。２６日（火）入荷は減ったが、前日までの荷もたれ感が継続した。しかしイワシが５－６割続伸し、スルメイカが３割値を上げて、相場全体ではしっかり。２７日（水）入荷は減ったが、水曜市で買い気は低調。しかしカツオがほぼ倍値に急伸し、相場全体では堅調。２８日（木）入荷は多くないが、年末ムードで買い気は低調。アジが１－２割続伸した反面、イワシが２－３割値を下げ、相場全体では高安まちまち。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎・和歌山、中小型が富山・島根主体に入荷、前週に比べ数量は３１％減少し、価格は中型が約１．５割安、中小型が約４割高。サバは千葉・岩手主体に入荷、前週に比べ数量は３９％減少し、価格は約０．５割高。イワシは岩手主体に入荷、前週に比べ数量は３８％減少し、価格は約２割高。スルメイカは長崎・青森主体に入荷、前週に比べ数量は１７％増加し、価格は約２割安。カツオは長崎主体に入荷、前週に比べ数量はおよそ２分の１に減少し、価格は４割高。