水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課
０３（３５４７）８０６１～８０６３

2018年1月1週 (1月5日～1月11日） 前年同期 （12月30日～1月5日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,403 668 259 475
　前　　　 週 　　　比 （％） 92 113 93 73
　前　年　同　期　比 （％） 93 101 91 84


2 魚種別取扱状況(各地* ： 海外含む。前週・前年同期比の単位は％、該当する中値を比較して算出。）
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 48.6 94 ↓ 56 ↓ 各地 生 172,800 7,710 2,484 71 36
海外 生 5,724 2,628 2,268 53 97
メバチ 52.6 76 ↓ 123 ↑ 各地* 冷凍 4,320 1,136 864 102 93
アジ 44.1 136 ↑ 221 ↑ 長崎 中 1,620 616 432 136 52 160-170g/尾
富山 中小 864 486 324 69 50 100-110g/尾
サバ 33.7 159 ↑ 581 ↑ 千葉ほか － 1,944 493 216 93 52 10入/5kg
イワシ 28.3 210 ↑ 456 ↑ 岩手 － 1,080 421 216 115 78 110g/尾
スルメイカ 14.2 104 ↑ 178 ↑ 富山 － 1,080 795 626 105 72 20入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 4.5 180 ↑ 70 ↓ 各地 － 1,013 - 743 - -
サンマ 4.8 282 ↑ 66 ↓ 各地 解凍 864 - 540 - -
カレイ 9.0 110 ↑ 250 ↑ 北海道 マ 648 - 324 - -
青森ほか マコ 864 594 540 - -
北海道 アカ 1,512 - 540 - -
北海道 ｱｻﾊﾞ 756 - 270 - -
ハマチ 46.3 119 ↑ 48 ↓ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 100 120 5-6kg/尾
塩サケ 18.3 80 ↓ 78 ↓ 北海道 トキ 1,296 1,080 864 100 83
北海道 アキ 1,404 1,080 1,026 100 133
タラ類 24.5 145 ↑ 113 ↑ 青森ほか 生 1,836 - 432 - - 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,080 - 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 1.2 80 ↓ 300 ↑ 長崎 － 3,780 2,160 972 85 100 3-5kg/尾
キンメダイ 4.8 47 ↓ 130 ↑ 東京ほか － 7,560 2,506 1,296 114 77 0.5-1.5kg/尾
ムキカキ 18.9 134 ↑ 160 ↑ 三陸 － 5,184 2,331 540 112 86
各地 － 4,104 1,221 756 124 -


３　築地市場概況
　※前週比は２０１７年１２月第４週（１２月２２日～１２月２８日）と比較して算出したものとなっています。
　今週は８日（月）が祝日で、５日（金）の初市を含んだ５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ１３％の増加。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、５日（金）入荷が比較的豊富だったため、正月休み明けだが買い気は弱め。前年初市と比較して、スルメイカやサバが２－３割安で、相場全体では軟調。６日（土）初市翌日の買い一服ムードから買い気はやや後退。イワシが２割、サバがやや値を下げて、相場全体では弱保合。９日（火）連休明けだが、買い気は今一つ。サバが１－３割続落し、ブリも概ね値を下げ、相場全体では小幅安。１０日（水）全体の入荷は減ったが、水曜市で買い気は振るわなかった。アジやブリが保合で、相場全体では小動き。１１日（木）入荷が急減したものの、買い気は上向かなかった。サバやカツオが１－３割値を下げ、相場全体では小甘い。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎、中小型が富山主体に入荷、前週に比べ数量は３６％増加し、価格は中型が約３．５割高、中小型が約３割安。サバは千葉・長崎主体に入荷、前週に比べ数量は５９％増加し、価格は約１割安。イワシは岩手主体に入荷、前週に比べ数量は倍増し、価格は１．５割高。スルメイカは富山主体に入荷、前週に比べ数量は４％増加し、価格は０．５割高。カツオは長崎主体に入荷、前週に比べ数量は２０％減少し、価格は１．５割安。