水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課
０３（３５４７）８０６１～８０６３

2018年1月2週 (1月12日～1月18日） 前年同期 （1月6日～1月12日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,263 631 222 410
　前　　　 週 　　　比 （％） 90 94 86 86
　前　年　同　期　比 （％） 97 105 90 90


2 魚種別取扱状況(各地* ： 海外含む。前週・前年同期比の単位は％、該当する中値を比較して算出。）
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 27.2 56 ↓ 96 ↓ 各地 生 16,200 6,733 2,376 87 82
海外 生 5,508 3,067 2,376 117 112
メバチ 47.0 89 ↓ 82 ↓ 各地* 冷凍 3,024 1,141 864 100 100
アジ 51.8 117 ↑ 111 ↑ 長崎 中 1,944 432 259 70 63 160-170g/尾
富山 中小 648 414 324 85 64 100-110g/尾
サバ 39.5 117 ↑ 110 ↑ 千葉 － 1,620 393 216 80 73 10入/5kg
イワシ 16.7 59 ↓ 84 ↓ 三重ほか － 1,080 324 216 77 86 100g/尾
スルメイカ 15.4 108 ↑ 217 ↑ 富山 － 1,296 773 540 97 91 20入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 3.4 76 ↓ 103 ↑ 各地 － 1,013 - 743 - -
サンマ 3.4 71 ↓ 51 ↓ 各地 解凍 864 - 540 - -
カレイ 11.2 124 ↑ 93 ↓ 北海道 マ 648 - 324 - -
青森ほか マコ 864 - 540 - -
北海道 アカ 1,188 - 540 - -
北海道 ｱｻﾊﾞ 756 - 324 - -
ハマチ 40.8 88 ↓ 96 ↓ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 100 120 5-6kg/尾
塩サケ 19.2 105 ↑ 85 ↓ 北海道 トキ 1,296 1,080 864 100 83
北海道 アキ 1,404 1,080 1,026 100 133
タラ類 26.0 106 ↑ 90 ↓ 青森ほか 生 1,404 - 432 - - 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,080 - 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 1.5 125 ↑ 136 ↑ 長崎 － 4,320 2,333 756 108 119 3-5kg/尾
キンメダイ 5.2 108 ↑ 87 ↓ 東京ほか － 6,480 2,160 1,296 86 92 0.5-1.5kg/尾
ムキカキ 19.7 104 ↑ 135 ↑ 三陸 － 2,916 1,331 540 57 62
各地 － 2,700 1,123 756 92 -


３　築地市場概況
　今週は１７日（水）が休市のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ６％の減少。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、１２日（金）週末だが、高値警戒から買い気は弱め。しかしサバやスルメイカ、カツオが３－５割値を上げ、相場全体では堅調。１３日（土）休市前で入荷が少なく、買い気は上向き。しかしスルメイカやカツオが１－３割反落し、イワシが軟調で、相場全体でも軟調。１５日（月）週明けだが、入荷が多く引き合いは弱かった。サバやイワシが１－３割値を下げ、スルメイカが２割続落し、相場全体では続軟調。１６日（火）休市前だが、前日からの荷余り感から荷動きは低調。スルメイカを除き全般的に下げ相場となり、相場全体では続軟調。１８日（木）入荷は増えたが、休市明けで買い気はやや上向き。しかしアジやサバが１－２割値を下げ、相場全体では小幅安。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎、中小型が富山主体に入荷、前週に比べ数量は１７％増加し、価格は中型が３割安、中小型が１．５割安。サバは千葉主体に入荷、前週に比べ数量は１７％増加し、価格は２割安。イワシは三重・千葉主体に入荷、前週に比べ数量は４１％減少し、価格は約２．５割安。スルメイカは富山主体に入荷、前週に比べ数量は８％増加し、価格はわずかに下落。カツオは長崎主体に入荷、前週に比べ数量は２５％増加し、価格は約１割高。ムキカキの入荷数量は前週に比べ４％増加した。前週が年始で価格が高騰したこともあり、三陸産の価格は約４．５割安となった。