水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課
０３（３５４７）８０６１～８０６３

2018年1月4週 (1月26日～2月1日） 前年同期 （1月20日～1月26日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,340 601 276 463
　前　　　 週 　　　比 （％） 111 99 132 120
　前　年　同　期　比 （％） 102 94 117 107


2 魚種別取扱状況(各地* ： 海外含む。前週・前年同期比の単位は％、該当する中値を比較して算出。）
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 34.1 122 ↑ 113 ↑ 各地 生 24,840 7,132 2,160 98 110
海外 生 2,700 2,333 2,268 95 79
メバチ 70.3 118 ↑ 123 ↑ 各地* 冷凍 3,024 1,162 864 101 102
アジ 50.4 108 ↑ 101 ↑ 長崎ほか 中 1,404 529 324 117 106 160-170g/尾
富山 中小 540 356 270 87 85 100-110g/尾
サバ 41.6 96 ↓ 116 ↑ 千葉ほか － 1,620 333 259 100 64 10入/5kg
イワシ 19.9 131 ↑ 97 ↓ 岩手ほか － 1,188 464 270 95 165 100g/尾
スルメイカ 17.2 116 ↑ 249 ↑ 富山 － 1,253 670 605 82 68 15入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 2.7 117 ↑ 73 ↓ 各地 － 1,013 - 743 - -
サンマ 4.4 100 70 ↓ 各地 解凍 864 - 540 - -
カレイ 8.0 63 ↓ 61 ↓ 北海道 マ - 756 - 140 -
青森ほか マコ 756 - 432 - -
北海道 アカ 1,080 - 540 - -
北海道 ｱｻﾊﾞ 756 - 324 - -
ハマチ 38.4 102 ↑ 63 ↓ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 100 120 5-6kg/尾
塩サケ 17.7 87 ↓ 92 ↓ 北海道 トキ 1,296 1,080 864 100 83
北海道 アキ 1,404 1,080 1,026 100 133
タラ類 21.8 89 ↓ 77 ↓ 青森ほか 生 1,404 - 432 - - 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,080 - 756 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 6.6 733 ↑ 220 ↑ 千葉 － 2,160 792 324 40 60 7-9kg/尾
キンメダイ 7.9 101 ↑ 184 ↑ 千葉ほか － 5,400 2,462 1,080 105 95 0.5-1.5kg/尾
ムキカキ 19.7 117 ↑ 112 ↑ 三陸 － 4,104 1,617 540 103 120
各地 － 3,672 1,112 756 103 -


３　築地市場概況
　今週は３１日（水）が休市のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べほぼ変わらず。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、２６日（金）週末に入り、引き合いはやや上向いた。サバが１－２割値を上げ、スルメイカが小反発し、相場全体でも小反発。２７日（土）休市前かつ、入荷が少なかったことで荷動きは好調。アジは１－２割値を上げ、サバが５－６割と大幅に続伸し、相場全体では堅調。２９日（月）入荷はやや増えたが、週明けで買い気はまずまず。スルメイカがやや値を上げた反面、アジが小反落して、相場全体では小動き。３０日（火）休市前だが買い気は振るわなかった。サバが軟調で、イワシが半値水準に急落し、相場全体では弱保合。１日（木）休市明けだが、天候悪化の予報もあり買い気は今一つ。アジが保合、メジが小動きで、相場全体でも小動き。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎・佐賀、中小型が富山主体に入荷、前週に比べ数量は８％増加し、価格は中型が約１．５割高、中小型が約１．５割安。サバは千葉・静岡主体に入荷、前週に比べ数量は４％減少し、価格は変わらず。イワシは岩手・青森主体に入荷、前週に比べ数量は３１％増加し、価格は０．５割安。スルメイカは富山主体に入荷、前週に比べ数量は１６％増加し、価格は約２割安。カツオは千葉主体に入荷、千葉産の初入荷が始まったこともあり、前週に比べ数量は約７倍に増加し、価格は約３分の１に落ち着いた。ムキカキの入荷数量は前週に比べ１７％増加し、三陸産の価格がわずかに上昇した。