水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課
０３（３５４７）８０６１～８０６３

2018年2月2週 (2月9日～2月15日） 前年同期 （2月3日～2月9日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,305 646 242 417
　前　　　 週 　　　比 （％） 101 110 86 98
　前　年　同　期　比 （％） 107 116 88 108


2 魚種別取扱状況(各地* ： 海外含む。前週・前年同期比の単位は％、該当する中値を比較して算出。）
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 33.4 84 ↓ 123 ↑ 各地 生 19,440 5,036 1,944 113 90
海外 生 5,400 2,890 2,268 111 114
メバチ 60.6 88 ↓ 86 ↓ 各地* 冷凍 3,240 1,158 864 99 103
アジ 54.1 234 ↑ 141 ↑ 長崎 中 1,620 572 324 60 101 160-170g/尾
富山ほか 中小 648 432 324 83 79 100-110g/尾
サバ 46.1 140 ↑ 141 ↑ 三重 － 1,620 315 216 86 68 8-10入/5kg
イワシ 42.7 193 ↑ 264 ↑ 富山ほか － 1,404 292 162 73 89 110g/尾
スルメイカ 10.3 59 ↓ 127 ↑ 富山ほか － 1,188 899 540 145 91 15-20入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 5.1 131 ↑ 124 ↑ 各地 － 1,013 - 743 - -
サンマ 3.7 84 ↓ 77 ↓ 各地 解凍 864 - 540 - -
カレイ 11.9 98 ↓ 97 ↓ 北海道 マ 756 702 324 115 -
青森ほか マコ 756 - 432 - -
北海道 アカ 972 - 432 - -
北海道 ｱｻﾊﾞ 756 - 216 - -
ハマチ 39.0 117 ↑ 107 ↑ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 100 120 5-6kg/尾
塩サケ 24.2 132 ↑ 113 ↑ 北海道 トキ 1,296 1,080 864 100 83
北海道 アキ 1,404 1,080 1,026 100 133
タラ類 19.5 89 ↓ 101 ↑ 青森ほか 生 1,620 - 432 - - 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,080 - 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 14.7 193 ↑ 213 ↑ 千葉 － 1,512 497 324 82 48 6-7kg/尾
キンメダイ 6.3 117 ↑ 105 ↑ 東京ほか － 9,720 2,203 1,080 101 104 0.5-1.5kg/尾
ムキカキ 16.9 92 ↓ 117 ↑ 三陸 － 3,024 1,432 540 97 114
各地 － 2,484 1,161 864 100 -


３　築地市場概況
　今週は１２日（月）が祝日振替のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ１０％の増加。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、９日（金）週末に入ったが、買い気は弱かった。スルメイカが強保合だった反面、カツオが小甘く、相場全体では小動き。１０日（土）連休前だが、入荷増とここ数日の高値疲れで、ほぼ全面安の取引だった。サバやイワシが２－３割、アジが急激に値を下げ、相場全体でも下落。１３日（火）連休明けだが、比較的入荷が多く荷動きは低調。アジが２割、イワシが小幅に続落し、相場全体でも小幅続落。１４日（水）入荷は減ったが、水曜市で買い気は低調。サバやカツオが１－２割値を下げ、相場全体では小幅続落。１５日（木）全体の入荷がやや増えたこともあり、買い気は引き続き弱め。しかしアジが１－２割値を上げ、サバが１割反発し、相場全体では小反発。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎、中小型が富山・島根主体に入荷、巻き網漁の好調により前週に比べ数量は約２．３倍に増加し、価格は中型が４割安、中小型が約１．５割安。サバは三重主体に入荷、前週に比べ数量は４０％増加し、価格は約１．５割安。イワシは富山・石川主体に入荷、前週に比べ数量は約２倍に増加し、価格は約２．５割安。スルメイカは富山・石川主体に入荷、前週に比べ数量は４１％減少し、価格は４．５割高。カツオは千葉主体に入荷、前週に比べ数量は約２倍に増加し、価格は約２割安。ムキカキの入荷数量は前週に比べ８％減少し、三陸産の価格がわずかに下落した。