水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課
０３（３５４７）８０６１～８０６３

2018年2月4週 (2月23日～3月1日） 前年同期 （2月17日～2月23日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,369 679 277 413
　前　　　 週 　　　比 （％） 107 105 129 98
　前　年　同　期　比 （％） 105 103 123 98


2 魚種別取扱状況(各地* ： 海外含む。前週・前年同期比の単位は％、該当する中値を比較して算出。）
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 32.7 102 ↑ 121 ↑ 各地 生 18,900 6,692 1,080 112 69
海外 生 6,480 3,083 2,268 86 102
メバチ 64.9 112 ↑ 98 ↓ 各地* 冷凍 2,700 1,126 864 99 101
アジ 51.9 92 ↓ 89 ↓ 長崎 中 1,620 475 270 105 94 160-180g/尾
島根ほか 中小 540 446 324 103 81 110-120g/尾
サバ 39.4 90 ↓ 94 ↓ 静岡ほか － 1,296 285 216 97 76 10入/5kg
イワシ 38.0 85 ↓ 117 ↑ 石川ほか － 648 270 162 96 113 110g/尾
スルメイカ 15.1 113 ↑ 119 ↑ 富山ほか － 1,296 760 432 81 91 20入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 2.1 60 ↓ 72 ↓ 各地 － 1,013 - 743 - -
サンマ 3.5 100 64 ↓ 各地 解凍 864 - 540 - -
カレイ 17.1 131 ↑ 138 ↑ 北海道 マ 756 - 432 - -
青森ほか マコ 972 - 324 - -
北海道 アカ 864 - 324 - -
北海道 ｱｻﾊﾞ 756 - 324 - -
ハマチ 26.7 75 ↓ 73 ↓ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 100 120 5-6kg/尾
塩サケ 20.8 99 ↓ 129 ↑ 北海道 トキ 1,296 1,080 864 100 83
北海道 アキ 1,404 1,080 1,026 100 133
タラ類 15.7 92 ↓ 78 ↓ 青森ほか 生 1,296 - 432 - - 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,080 1,026 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 11.1 94 ↓ 88 ↓ 千葉 － 1,944 864 432 143 119 6-7kg/尾
キンメダイ 11.7 154 ↑ 213 ↑ 東京ほか － 6,480 2,182 1,080 92 85 0.5-1.5kg/尾
ムキカキ 15.9 96 ↓ 99 ↓ 三陸 － 2,700 1,347 648 90 102
各地 － 2,808 1,166 864 100 -


３　築地市場概況
　今週は２８日（水）が休市のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ５％の増加。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、２３日（金）週末に入って入荷は減ったが、前日からの荷もたれと悪天候で買い気は低調。アジやサバ、イワシが保合で、相場全体でも保合。２４日（土）休市前で天候も回復し、買い気は上向き。イワシとメジが保合、サバが小動きで、相場全体でも小動き。２６日（月）週明けだが、順調な入荷で買い気は弱め。スルメイカやカツオ、メジが保合で、相場全体では小動き。２７日（火）休市前で入荷も減ったため、買い気はやや上向き。サバがしっかりで、スルメイカが２割値を上げ、相場全体では強保合。１日（木）休市明けだが、悪天候と順調な入荷で荷動きは低調。スルメイカが２－３割続伸した反面、アジやイワシが１－２割値を下げ、相場全体では高安まちまち。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎、中小型が島根・千葉主体に入荷、前週に比べ数量は８％減少し、価格は中型が０．５割高で、中小型がわずかに上昇した。サバは静岡・千葉主体に入荷、前週に比べ数量は１０％減少し、価格はわずかに下落した。イワシは石川・富山主体に入荷、前週に比べ数量は１５％減少し、価格は約０．５割安。スルメイカは富山・長崎主体に入荷、前週に比べ数量は１３％増加し、価格は約２割安。カツオは千葉主体に入荷、前週に比べ数量は６％減少し、価格は約４．５割高。ムキカキの入荷数量は前週に比べ４％減少し、三陸産の価格が１割安となった。