水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課
０３（３５４７）８０６１～８０６３

2018年4月1週 (3月30日～4月5日） 前年同期 （3月31日～4月6日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,615 728 397 489
　前　　　 週 　　　比 （％） 118 103 164 117
　前　年　同　期　比 （％） 92 99 80 94


2 魚種別取扱状況(各地* ： 海外含む。前週・前年同期比の単位は％、該当する中値を比較して算出。）
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 44.7 120 ↑ 150 ↑ 各地 生 15,120 7,104 1,944 91 78
海外 生 6,048 3,295 2,376 108 105
メバチ 69.2 73 ↓ 91 ↓ 各地* 冷凍 3,996 1,129 864 101 103
アジ 49.8 85 ↓ 92 ↓ 福岡ほか 中 1,728 626 324 100 97 160-180g/尾
島根ほか 中小 972 497 324 85 100 100-110g/尾
サバ 30.4 112 ↑ 82 ↓ 三重ほか － 1,404 302 216 77 80 8-10入/5kg
イワシ 39.6 97 ↓ 141 ↑ 石川ほか － 972 270 173 100 113 110g/尾
スルメイカ 7.9 53 ↓ 168 ↑ 富山ほか － 1,512 950 648 111 78 20入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 4.4 152 ↑ 88 ↓ 各地 － 1,013 - 743 - -
サンマ 4.7 94 ↓ 77 ↓ 各地 解凍 864 - 540 - -
カレイ 19.9 96 ↓ 87 ↓ 北海道 マ 540 - 216 - -
青森ほか マコ 540 - 270 - -
北海道 アカ 540 - 324 - -
北海道 ｱｻﾊﾞ - - - - -
ハマチ 16.0 86 ↓ 85 ↓ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 100 120 5-6kg/尾
塩サケ 22.8 113 ↑ 83 ↓ 北海道 トキ 1,296 1,177 864 109 101
北海道 アキ 1,404 1,145 1,026 106 168
タラ類 7.9 103 ↑ 93 ↓ 青森ほか 生 - 670 - 89 83 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,296 - 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 34.8 121 ↑ 81 ↓ 鹿児島ほか － 2,700 626 270 54 69 ２-4kg/尾
キンメダイ 16.1 175 ↑ 130 ↑ 東京ほか － 5,400 1,642 864 84 79 0.5-1.5kg/尾
ムキカキ 5.7 65 ↓ 85 ↓ 三陸 － 1,080 713 432 81 72
各地 － 1,080 883 648 86 91


３　築地市場概況
　今週は４日（水）が休市のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに増加。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、３０日（金）豊富な前荷や年度末要因が響いて、値動きは総じてさえなかった。アジとカツオを除いて全般的に下げ相場で、相場全体では弱保合。３１日（土）休み前に入り、買い気は幾分上向いた。アジがしっかり、カツオが強保合で、相場全体でも強保合。２日（月）週明けで買い気は比較的順調。イワシが１割値を上げたのに対して、スルメイカが１－２割値を下げ、相場全体では小動き。３日（火）休市前だが、順調な入荷で引き合いは弱まった。スルメイカが２－３割反発した反面、カツオが３－５割値を下げ、相場全体では高安まちまち。５日（木）休市明けだが、順調な入荷で買い気は今一つ。アジが１－２割値を下げ、スルメイカが２割反落し、相場全体では小安い。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が福岡・長崎、中小型が島根・鳥取主体に入荷、前週に比べ数量は１５％減少し、価格は中型が変わらず、中小型が１．５割安。サバは三重・静岡主体に入荷、前週に比べ数量は１２％増加し、価格は約２．５割安。イワシは石川・富山主体に入荷、前週に比べ数量はわずかに減少し、価格は変わらず。スルメイカは富山・長崎主体に入荷、前週に比べ数量は半減し、価格は約１割高。カツオは鹿児島・千葉主体に入荷、前週に比べ数量は２１％増加し、価格はおよそ半値に下落した。ムキカキはせりが３月いっぱいで終了した。入荷数量は前週に比べ３５％減少し、三陸産の価格が約２割安となった。