水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場 築地市場 水産農産品課
03(3547)8061〜8063

2018年4月3週 (4月13日〜4月19日) 前年同期 (4月14日〜4月20日)


1 品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
 一日平均取扱数量 ( t ) 1,460 722 303 435
 前    週    比 (%) 104 108 106 96
 前 年 同 期 比 (%) 103 107 110 94


2 魚種別取扱状況(各地* : 海外含む。前週・前年同期比の単位は%、該当する中値を比較して算出。)
品名 一日平均上場数量(t) 主産地 銘柄 卸売価格(s/円)及び中値比較 今週の主力
上場
数量
前週比 増減 前年
同期比
増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比
(サイズ)
マグロ 43.0 116 124 各地 21,600 5,304 1,080 104 68
海外 5,400 3,394 2,160 97 106
メバチ 93.6 100 149 各地* 冷凍 3,024 1,130 864 100 101
アジ 70.8 152 144 長崎 1,620 464 324 62 74 160-180g/尾
島根 中小 972 497 270 87 79 110-120g/尾
サバ 32.4 99 126 三重ほか 1,188 359 173 108 74 8-10入/5kg
イワシ 40.3 95 132 石川ほか 864 285 162 106 94 110g/尾
スルメイカ 10.3 102 368 長崎 1,296 1,007 720 103 112 20入/約5kg
冷スルメイカ 3.4 63 65 各地 1,013 743
サンマ 3.7 100 49 各地 解凍 864 540
カレイ 16.1 95 126 北海道 648 432
青森ほか マコ 648 459 432 106
北海道 アカ 810 432
北海道 アサバ
ハマチ 14.1 101 72 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 100 120 5-6kg/尾
塩サケ 21.5 117 102 北海道 トキ 1,080 972 864 90 90
北海道 アキ 1,404 1,188 1,080 100 208
タラ類 7.5 88 110 青森ほか 756 756 648 111 71 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,080 972 864 100 4-7枚入/5kg
カツオ 39.0 88 107 鹿児島ほか 2,808 713 270 79 79 2-3kg/尾
キンメダイ 7.3 78 80 東京ほか 5,400 2,078 864 123 98 0.5-1.5kg/尾
ムキカキ 3.6 86 82 三陸 1,080 752 432 102 82
各地 1,080 932 756 102 97


3 築地市場概況
 今週は18日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ8%の増加。
 一般鮮魚を中心に取引を見ると、6日(金)週末の取引に入ったが、買い気は今一つ。イワシとスルメ、ブリは保合にとどまったが、アジが1-2割反発し、メジはしっかりだったため、相場全体では強保合。7日(土)休み前ながら、天気が下り坂となる影響で買い気は弱く、荷動きは停滞気味。アジが小反落したほかカツオとブリがやや値下がりし、相場全体では弱保合。9日(月)休市明けで、買い気はやや上向き。サバやスルメイカは2−6割値を上げたが、カツオやブリが2−3割値を下げ、相場全体では高安まちまち。10日(火)休市前だが天候の悪化が予想され、買い気は低調。ブリが1−2割反発した一方で、カツオやスルメイカは1−3割値を下げ、相場全体では小動き。12日(木)休市明けだが、引き合いは今一つ。アジは2割値を上げたが、サバやイワシ、カツオが1−3割値を下げ、相場全体では下落。
 主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎、中小型が島根主体に入荷、前週に比べ数量は52%増加し、価格は中型が4割弱安、中小型が1割強安。サバは三重、千葉主体に入荷、前週に比べ数量はほぼ変わらず、価格は1割弱高。イワシは石川、富山主体に入荷、前週に比べ数量は5%減少し、価格は0.5割強高。スルメイカは長崎主体に入荷、前週に比べ数量、価格ともにわずかに上昇。カツオは鹿児島、千葉主体に入荷、前週に比べ数量は12%減少し、価格は2割強安。ムキカキの入荷数量は前週に比べ14%減少し、三陸産の価格がわずかに上昇した。