青  果  物  の  週  間  市  況

 2009 年  7 月 第 2 週        ( 7月 3日〜 7月9日 )

東京都中央卸売市場
大田市場業務課03(3790)6525〜6
入荷量は全市場、相場は大田市場調べ

野菜
品目 一日平均
入荷量
前週比 前年
同期比
取引 品種 産地 単位
Kg
価格 前週比 前年
同期比
高値 中値 安値
だいこん 369 120 92 せり   北海道 10 1,260 1,085 840 103 124
相対   北海道 10 1,260 1,050 630 111 118
かぶ 44 85 70 相対   千葉 1 147 105 53 100 125
にんじん 277 101 78 せり   青森 10 1,680 - - - -
相対   青森 10 1,680 1,260 420 - 109
キャベツ 620 109 102 せり   群馬 10 1,050 604 315 96 88
相対   群馬 10 1,050 651 315 103 86
レタス 317 112 102 せり   長野 10 2,100 604 210 78 60
相対   長野 10 2,100 683 315 80 74
はくさい 277 108 112 せり   長野 15 1,260 672 210 87 64
相対   長野 15 1,260 651 210 87 47
こまつな 38 106 104 せり   埼玉 0.5 189 - 53 - -
相対   埼玉 0.5 189 74 53 - 73
ほうれんそう 62 108 99 せり   栃木 0.2 137 - 53 - -
相対   栃木 0.2 137 126 95 109 150
ねぎ 169 99 95 せり   茨城 5 3,150 2,058 840 109 153
相対   茨城 5 3,150 1,911 735 104 128
きゅうり 301 109 88 せり   福島 5 1,890 1,339 630 121 100
相対   福島 5 1,890 1,260 525 109 92
かぼちゃ 122 89 97 相対   茨城 10 - - - - -
なす 178 85 82 せり   栃木 5 - 1,365 840 - -
(ながなす含む) - - - 相対   栃木 5 2,625 1,759 840 152 120
トマト 356 108 116 せり   青森 4 1,575 966 525 92 94
相対   青森 4 1,575 1,029 525 93 92
ピーマン 99 110 90 せり   茨城 0.15 63 53 42 126 95
相対   茨城 0.15 63 45 21 102 80
とうもろこし 217 120 119 相対   茨城 5 1,365 819 315 82 72
いんげん 27 113 94 相対   福島 2 2,625 1,129 630 108 81
えだまめ 65 112 96 相対   群馬 0.25 525 350 210 95 111
じゃがいも 218 91 89 相対   茨城 10 - - - - -
さつまいも 52 150 101 相対   千葉 5 1,365 - - - -
さといも 11 112 93 相対   宮崎 5 3,150 2,604 1,575 103 101
たまねぎ 380 105 89 相対   佐賀 20 2,625 - - - -
なましいたけ 25 124 95 せり   岩手 0.1 189 116 63 100 92
相対   岩手 0.1 189 116 63 100 92
総入荷量 5,306 106 98  


概況(開市日数  今週5日・前週6日・前年5日)

 今週の1日の平均入荷量は、5,306トンで前週比は6%増、前年同期比は2%減となりました。
高原野菜の低迷が目立つところである。特に白菜の売れ行き不振が深刻となっている。異常高温が今のところないのも、野菜の生育にとって幸いしている。それでも7月6日の週は平年並かやや下回る水準で推移した。業務需要が盛り上がらない時期を向かえ、販売苦戦が予想される。今週も保合で推移している。
品目別に見ると、「だいこん」北海道が遅れており、ピーク後半に入っている青森県が活発に入荷。価格的には平年を上回る展開。全般的に小振りである。「にんじん」北海道が遅れて少ない中、千葉県も昨年より少なく、価格も安い展開になっている。その理由として、中心の青森県が小振りで、価格が低迷していると予想される。品質の良い北海道が増える7月後半は平年を上回ろうが当面は平年並の価格で推移。「キャベツ」関東平野の野菜は早めに切りあがっている。東北産は遅れて当面急増はない。群馬県が遅れて少なかった昨年より大幅に多くなっている。現状は昨年と同程度の価格は当面横ばいで推移し、平年よりも安い見込み。「レタス」白菜と同様に出荷調整に入る。産地のピークが続き、若干の上げはあるものの価格は平年を下回ると思われる。「はくさい」長野県は天候に恵まれ作柄が良く豊作。キムチ需給も今一歩で価格は低迷している。産地隔離を実施することになり、価格は平年に近い水準まで戻してこよう。「ねぎ」茨城県は今後減りながら推移すると予想され、東北産が来ないことから、価格は平年を上回ろう。「きゅうり」東北産は順調で、今後関東平野物が一旦は少なくなってくるため、現状の価格で横ばい。「トマト」遅れていた青森県のトマトが急増してきた。昨年は多雨で7月に全国的に急増したが、そういった激しい展開はないと予想される。価格は昨年より高く、平年並の見込み。「ピーマン」東北産が遅れて価格は平年を上回っており、茨城県は春ピーマンをやや後ろに引っ張っている。今後品質の良い岩手県、福島県が価格を引っ張っていくと予想される。