青  果  物  の  週  間  市  況

 2011 年  2 月 第 1 週        (1月28日〜2月3日 )

東京都中央卸売市場
大田市場業務課03(3790)6520〜1
入荷量は全市場、相場は大田市場調べ

野菜
品目 一日平均
入荷量
前週比 前年
同期比
取引 品種 産地 単位
Kg
価格 前週比 前年
同期比
高値 中値 安値
だいこん 509 83 109 せり   神奈川 10 1,155 718 263 98 73
相対   神奈川 10 1,155 718 315 114 77
かぶ 70 101 105 相対   千葉 1 179 140 53 106 104
にんじん 276 84 86 せり   千葉 10 2,310 1,470 525 104 207
相対   千葉 10 2,415 1,523 525 104 189
ごぼう 32 81 81 相対   茨城 4 1,365 858 315 123 -
キャベツ 552 95 100 せり   愛知 10 1,890 1,488 788 136 105
相対   愛知 10 1,890 1,365 630 116 104
レタス 197 91 78 せり   静岡 10 5,040 3,500 1,890 114 139
相対   静岡 10 5,040 3,535 840 111 141
はくさい 579 100 113 せり   茨城 15 1,365 709 315 - 140
相対   茨城 15 1,365 753 315 112 139
こまつな 32 94 94 せり   埼玉 0.5 263 148 74 83 106
相対   埼玉 0.5 263 148 74 83 106
ほうれんそう 60 90 72 せり   群馬 0.2 179 - 84 - -
相対   群馬 0.2 179 121 84 84 -
ねぎ 202 86 98 せり   千葉 5 2,415 1,033 315 109 91
相対   千葉 5 2,415 1,453 420 99 102
しゅんぎく 17 88 76 相対   千葉 0.15 126 70 42 84 100
セルリー 36 102 94 相対   静岡 10 3,150 2,415 1,050 117 90
ブロッコリー 56 91 69 相対   愛知 5 2,940 2,205 420 97 162
きゅうり 201 89 99 せり   宮崎 5 2,415 1,890 1,260 100 101
相対   宮崎 5 2,415 1,768 1,050 98 97
なす 89 97 130 せり   高知 5 2,625 - 840 - -
(ながなす含む) - - - 相対   高知 5 2,625 2,205 1,890 95 77
トマト 213 89 111 せり   熊本 4 1,365 928 630 90 74
相対   熊本 4 1,575 1,015 630 101 70
ピーマン 54 89 107 相対   宮崎 0.13 126 93 74 111 96
じゃがいも 390 86 105 相対   北海道 10 2,520 - 1,680 - -
さつまいも 120 84 85 相対   千葉 5 1,890 998 315 116 132
さといも 32 77 99 相対   埼玉 10 6,825 3,395 525 102 -
たまねぎ 380 91 102 相対   北海道 20 4,410 - 3,570 - -
なましいたけ 26 81 76 せり   岩手 0.1 210 161 74 96 -
相対   岩手 0.1 210 161 74 94 118
総入荷量 5,097 91 100  


概  況 (開市日数  今週6日・前週5日・前年6日)

今週の1日の平均入荷量は、5,097トンで、前週比は9%減で前年同期比は同率となった。今週は厳しい寒波も2月1日に終息をむかえ、徐々に暖かさが増してくると思われる。当面降雨がないと予想され記録的な乾燥状態が続き、この乾燥は地温を上げないため生育遅れになる。野菜の入荷は前週より減少し、前年比は前年も寒波・降雪で少なかったため同じとなった。相場は量的に少ないにも関わらず上昇せず、レタスの高騰した価格が目立つ程度のやや強含んだ相場となった。品目別に見ると、「だいこん」は肥大が抑えられ入荷は減少し、価格は一時の安値からじり高となった。「にんじん」は主力の千葉県産少なく入荷は減少し価格は小幅上げた。「キャベツ」は千葉・神奈川県産が遅れから減り気味だが愛知県産は前年並み、入荷は三週続きで減少し価格は一段上げた。「レタス」はこれから5月頃まで美味しい時期が続くが、長崎県の契約産地が雪害で市場高の展開となっている。入荷は今年に入り減少が続き、価格は品薄から高値が今週も上がり5,040円(税込み)の高騰した相場となった。「はくさい」はやや小振り傾向で入荷前週と変わらず引き続き順調で、価格は冷え込みから強含んだ。「ほうれんそう」は群馬・埼玉県産が冷え込みから前年の6割と大幅にダウンしている、入荷は減少したが価格は荷動き悪く弱含んだ。新燃岳山麓の契約産地が被害を受け、外食産業の指令を受けた業者が高値で買うことになり、今後価格は上向くことが予想される。「ねぎ」は入荷減少し価格は小幅上げたが平年を下回っている。「ブロッコリー」は気温低く今年に入り入荷は減少続きとなった、価格は高値から今週も小幅下げた。「きゅうり」は恵方巻きの需要がそれ程でもなく入荷は減少し、価格はほぼ保合となった。「トマト」は全国的に生育の遅れが続いて入荷は減少した、価格は厳しい寒さから小幅下げた。きゅうり・トマトの果菜類は暖房費が上がった割には価格が伸び悩み、農家の手取りが減り生産意欲の停滞が心配される。「じゃがいも」は長崎・鹿児島県産の新物は豊作で北海道産の不足分を埋めている、入荷は減少し価格は新物・22年産物ともに平年比高で推移。「たまねぎ」は静岡県産が前年の3倍増となって北海道産の不足分を埋めている、価格は引き続き新物・22年産物ともに平年比高となっている。その他では「スナックえんどう」は鹿児島県産が降雪で壊滅的となり仕入は愛知県産に集中している、価格は前年の5割高の高値基調となっている。「なのはな」は全国的に寒波で遅れている、入荷は前年の4割減で価格は3割高となっている。