青  果  物  の  週  間  市  況

 2011 年  2 月 第 2 週        (2月4日〜2月10日 )

東京都中央卸売市場
大田市場業務課03(3790)6520〜1
入荷量は全市場、相場は大田市場調べ

野菜
品目 一日平均
入荷量
前週比 前年
同期比
取引 品種 産地 単位
Kg
価格 前週比 前年
同期比
高値 中値 安値
だいこん 496 97 95 せり   神奈川 10 1,470 910 315 127 94
相対   神奈川 10 1,470 893 368 124 92
かぶ 70 101 105 相対   千葉 1 179 144 53 102 111
にんじん 294 106 99 せり   千葉 10 2,520 1,680 735 114 229
相対   千葉 10 2,520 1,715 347 113 204
ごぼう 35 108 83 相対   茨城 4 1,365 840 210 98 -
キャベツ 560 101 96 せり   愛知 10 1,995 1,645 1,050 111 128
相対   愛知 10 1,995 1,470 641 108 121
レタス 203 103 82 せり   静岡 10 5,040 3,325 1,890 95 151
相対   静岡 10 5,040 3,710 840 105 170
はくさい 591 102 105 せり   茨城 15 1,260 819 315 116 142
相対   茨城 15 1,260 735 315 98 117
こまつな 33 103 99 せり   埼玉 0.5 315 179 84 121 123
相対   埼玉 0.5 315 179 84 121 129
ほうれんそう 64 105 92 せり   群馬 0.2 168 116 53 - -
相対   群馬 0.2 168 130 74 107 -
ねぎ 192 95 106 せり   千葉 5 3,150 1,348 420 131 99
相対   千葉 5 3,150 1,680 630 116 105
しゅんぎく 16 96 89 相対   千葉 0.15 126 77 63 110 105
セルリー 35 97 87 相対   静岡 10 3,675 2,818 1,155 117 112
ブロッコリー 66 118 85 相対   愛知 5 2,940 2,048 840 93 152
きゅうり 216 107 111 せり   宮崎 5 2,310 1,974 1,365 104 88
相対   宮崎 5 2,310 1,750 1,155 99 83
なす 87 98 135 せり   高知 5 2,415 - 1,890 - -
(ながなす含む) - - - 相対   高知 5 2,415 2,188 945 99 70
トマト 229 108 117 せり   熊本 4 1,365 963 630 104 72
相対   熊本 4 1,365 1,015 630 100 69
ピーマン 51 95 114 相対   宮崎 0.13 126 90 74 96 84
じゃがいも 381 98 114 相対   北海道 10 2,520 - 1,050 - -
さつまいも 123 102 83 相対   千葉 5 1,890 1,033 263 104 137
さといも 30 95 84 相対   埼玉 10 6,825 3,430 735 101 -
たまねぎ 410 108 98 相対   北海道 20 4,410 - - - -
なましいたけ 27 106 85 せり   岩手 0.1 210 158 74 98 -
相対   岩手 0.1 210 158 74 98 115
総入荷量 5,187 102 100  


概  況 (開市日数  今週6日・前週6日・前年5日)

今週の1日の平均入荷量は、5,187トンで、前週比は2%増で前年同期比は同率となった。今週は6日に千葉・東京で夜から朝にかけてようやく降雨があり恵みの雨となった、9日にも降雨があり野菜の生育は回復にむかっている、多日照と干ばつで鍋物用はくさい等がますます美味しくなる時期となった。野菜の入荷は前週より微増し、前年比は前年も寒波・干ばつで少なかったため同じとなった。相場は前週と同じで量的には少ないが、レタスの高値が目立つ程度の強含んだ相場となった。品目別に見ると、「だいこん」は少なかった前週より入荷は更に減少し、価格は一段上げた。「にんじん」は千葉・埼玉県産引き続き少ないものの、鹿児島県産等の春にんじんが大幅に前進し入荷は増加した、価格は品薄傾向変わらず強含んだ。「キャベツ」は干ばつの影響で主力の愛知・千葉県産は量的に伸びを欠き、入荷は少なかった前週とほぼ同じで価格は今週も強含んだ。「レタス」は全国的に寒波と干ばつで不作となっている、入荷は今年に入り初めて若干増加した、価格は品薄から今週も高値が5,040円(税込み)に張り付き高騰した相場は変わらず。「はくさい」は主力の茨城県産ピークを過ぎ兵庫県産は今月いっぱいピークで、入荷は微増し価格はやや強含んだ。「ほうれんそう」は群馬・埼玉県産が前年の半作程度と大幅にダウンしている、茨城県産は前年並みで縮みほうれんそうピークで、入荷は少なかった前週よりは増加したが価格は小幅上げた。「ねぎ」は主力の千葉県産がピークを過ぎ入荷は減少した、価格は一段上げ平年を上回った。「ブロッコリー」は埼玉県産順調だが愛知県産他は不作気味で、入荷は今年に入り初めての増加となった、価格は高値から今週も小幅下げた。「きゅうり」は日照時間が長くなり関東各県産は1月下旬から越冬作のピークとなった、入荷は増加し価格はほぼ保合となった。「トマト」は全国的に生育の遅れが続いているが入荷は少なかった前週よりは増加した、出荷できない分も多く重油代の高騰もあり今後の減少が懸念される、小玉傾向顕著で品質も今ひとつとなっているが価格は小幅上げた。「じゃがいも」は鹿児島県産の新物は島嶼部が中心で北海道産の不足分を埋めている、男爵芋は大玉に空洞のある物が一部見られ小振り中心の取引となっている。入荷は微減し価格は新物・22年産物ともに平年比高で推移。「たまねぎ」は静岡県産順調で黄色・ホワイトともに引き合いが強まっている、入荷は増加し価格は新物・22年産物ともに平年比高となっている。その他では「さやえんどう」は鹿児島県産が寒波でほぼ全滅となり仕入は二番手の愛知県産に集中している、価格は前年を大幅に上回る高値となっている。「なのはな」は全国的に寒波で遅れている、今後本格的な需要期になるので生育の回復が待たれる、価格は平年日高となっている。