青  果  物  の  週  間  市  況

 2012年  5 月 第 3 週        ( 5月11日〜 5月17日 )

東京都中央卸売市場
大田市場業務課03(3790)6520〜1
入荷量は全市場、相場は大田市場調べ

野菜
品目 一日平均
入荷量
前週比 前年
同期比
取引 品種 産地 単位
Kg
価格 前週比 前年
同期比
高値 中値 安値
だいこん 372 55 91 せり   千葉 10 1,890 1,225 735 117 212
相対   千葉 10 1,890 1,176 315 146 198
かぶ 72 85 89 相対   千葉 1 158 84 37 100 88
にんじん 357 64 109 せり   徳島 10 1,575 1,024 525 - -
相対   徳島 10 1,680 1,190 315 81 67
キャベツ 721 66 99 せり   千葉 10 1,575 1,103 630 233 323
相対   千葉 10 1,575 1,134 735 166 281
レタス 225 74 98 せり   長野 10 3,465 2,546 1,575 128 202
相対   長野 10 3,465 2,275 840 114 194
はくさい 236 65 95 相対   茨城 15 1,785 823 315 121 184
こまつな 38 88 110 せり   埼玉 0.5 263 105 53 111 117
相対   埼玉 0.5 263 105 53 111 117
ほうれんそう 45 68 88 せり   群馬 0.2 231 210 189 - -
相対   群馬 0.2 210 125 32 125 148
ねぎ 152 82 100 せり   千葉 5 2,415 2,179 1,890 55 119
相対   千葉 5 2,835 2,258 1,890 57 108
ふき 18 71 102 相対   群馬 4 1,260 718 525 91 100
セルリー 33 80 94 せり   静岡 10 4,725 4,095 2,940 - -
相対   静岡 10 4,725 3,290 1,785 125 139
アスパラガス 26 . 94 相対   福島 0.15 189 142 63 - 97
きゅうり 298 78 110 相対   埼玉 5 2,310 1,540 630 116 140
かぼちゃ 143 94 122 相対   メキシコ 10 2,625 1,890 1,575 - 100
なす(ながなす含む) 170 70 111 相対   高知 5 2,100 1,680 1,365 100 105
トマト 362 66 88 せり   栃木 4 1,890 1,575 1,155 94 205
相対   栃木 4 1,890 1,218 315 92 145
ピーマン 94 64 97 相対   茨城 0.15 84 58 26 92 149
さやえんどう 6 . 90 相対   福島 2 3,675 2,783 1,575 - -
ピース 5 . 69 相対   福岡 4 3,360 2,625 1,785 - -
そらまめ 34 55 51 相対   鹿児島 4 2,625 2,415 2,205 123 -
じゃがいも 573 75 176 相対   長崎 10 2,100 945 315 - -
たまねぎ 540 71 98 相対   佐賀 20 2,625 2,048 1,365 - -
なましいたけ 22 71 97 相対   岩手 0.1 168 126 84 100 109
総入荷量 5,600 70 103  


概況
概  況 (開市日数  今週3日・前週5日・前年5日)
今週の1日の平均入荷量は、5,600トンで、前週比は30%減で前年同期比3%増でした。今週は先週に比べ開市日数が倍の6日にもかかわらず、関東産の減少に加え、後続の東北産などの生育が遅れており総体的には大幅減少となりました。相場は品薄高気味もあり、まちまちでした。旬の「アスパラガス」は輸入中心から国産に替わり売れ行き好調の他、「そらまめ」は大幅減少した中、需要も根強く価格高となり良好な荷動きを呈していました。品目別に見ると「だいこん」は各産地とも抽苔が目立ち、生食用のレギュラーが大幅に減少。先週からの流れで特売が多く荷動き良好、全体量が少ない中で特売需要が高まり、引き合いが強まりました。「にんじん」は徳島県産がピークを過ぎ減少し、千葉県産も始まってきましたが全体としては少なく、品薄状態で全般に小ぶりのため荷動きは芳しくありませんでした。「はくさい」は降雨の影響でベト病発生し、二期作との端境期に入ってきました。入荷量少なく価格は底上げされてきました。「ほうれんそう」は作と作の谷間に入り、各産地とも入荷量は週末に向かって減少しました。週末は特売もあり品薄状態の中、相場は上昇しました。「キャベツ」は神奈川県産はピークを過ぎましたが、「春キャベツ」全体では傷みも多く、先週の相場は下げましたが、今週は売り込みや天候不順により入荷も少なく、相場は再浮上しました。「ねぎ」は千葉県産の「春ねぎ」は減少、茨城県産の「夏ねぎ」に遅れが見られ、先週の高値反動の影響が残るも、週後半は高値反動で下げました。「レタス」は香川県産は終了、兵庫県産も終盤を迎えています。茨城県産は雹害で一時的に減少、長野県産は生育順調で増加してきましたが、天候不安定で全体の入荷は伸び悩む中、相場は引き合いが強く週明けから強めの展開となりました。「きゅうり」は西南暖産は長期越冬作も後半になり除除に減少。関東産は曇天、低温の影響で増減を繰り返すものの、全体としては少なめでした。連休絡みの特売関連の余韻から引き続き販売好調となりました。「なす」は連休中は天候不安定となり疲れのため入荷停滞するも、下等級の発生も多く価格は横ばいでした。「トマト」は関東産の無加温は一段低めのピークとなり、相場は値ごろ感もあって動きが出てきました。「ピーマン」は茨城県産の春タイプはピークに入り、袋、バラとも順調出荷でしたが、西南暖産物が減少し総体では大幅減となりました。「たまねぎ」は佐賀県産が品種移行に伴い小玉果比率が高まり、小玉果の増量で入荷量減少するも相場は保合いとなりました。「じゃがいも」は九州産の新物は未販売も多く販売苦戦となり、特に小玉の荷動きが悪く全体の価格も弱くなりました。