◆都民の期待に応えられる卸売市場を目指して
豊洲新市場は、50年先まで見据えた首都圏の基幹市場として、築地市場が果たしてきた豊富で新鮮な生鮮食料品流通の円滑化と価格の安定という機能に加え、消費者の意識が高まっている食の安全・安心の確保、効率的な物流の実現など、産地や顧客・消費者の様々なニーズにも対応していきます。
さらに、環境に配慮した先進的な市場とするとともに、食の魅力を体感できる新たな観光拠点としての賑わいを創出し、築地市場の築いてきた歴史と伝統を継承・発展させていくことで、豊洲新市場の魅力=ブランド力を高めていくことを目指しています。
●食の安全・安心の確保
品質管理の高度化および衛生対策の強化を図るため、卸売場や仲卸売場等を閉鎖型とし、生産から消費まで一貫した低温での温度管理(コールドチェーン)を実現します。品物を高温・風雨の影響、鳥・小動物等による害から守ります。
●効率的な物流の実現
十分な駐車場や車両誘導・駐車場管理システムの導入、売場近くに荷さばきスペースを確保して売場と一体的な配置にすることで、車両の入退場や荷の搬送等をスムーズにし、物流の効率化を図ります。
●多様なニーズへの対応
消費者ニーズの変化や新たな顧客ニーズに対応するため、加工・小分け・パッケージ等のサービス機能や、細かな荷さばきや適時の商品搬入ができるよう、商品の仕分け・一時保管庫の機能を整備・強化します。また、生鮮食料品の首都圏流通拠点としてハブ機能を強化します。
●環境への配慮
豊洲新市場は市場施設の規模は大きくなりますが、現在の築地市場におけるCO2排出量を下回ることを目指し、場内運搬車両(ターレットおよびフォークリフト)の電動化、省エネ機器や外気冷房システムの採用、太陽光発電など自然エネルギーの活用をはじめ、約12haの緑化、リサイクルの推進など、環境への負荷を軽減するさまざまな対策を行います。
●市場の魅力の向上
築地市場には、日本橋魚河岸・京橋大根河岸の時代から続く歴史や伝統、国内外からの豊富な品揃え、そこに集まる人々がつくる活気と賑わいなど、「築地ブランド」とも称される他に類を見ない魅力があります。この魅力を受け継ぐとともに、卸売市場の特性を活かし、「食」を中心とする東京の新たな観光拠点として、一般の人も利用できる千客万来施設を整備し、市場ならではの賑わいを創出するなど、市場の魅力をより一層高めていきます。
もっと詳しく知りたい方は『疑問解消BOOK』(P15〜19)、『築地市場の移転整備』(P6〜P7)、なるほど納得! 築地市場移転(どんな市場を作ろうとしているの?)

