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豊洲市場土壌汚染対策工事の進捗

現場Photo Gallery

【第11回】2013年6月24日

今回は、「土壌の掘削・埋戻し」を紹介します。
土壌汚染対策工事では、以下の流れで掘削・埋戻しを進めています。

  1. 現状地盤面からガス工場操業時の地盤面までの盛土は、すべて掘削します(写真①)。
    掘削した土は別の場所に仮置きし、安全性を確認した後に盛土として再利用します。
  2. ガス工場操業時の地盤面からA.P.+2.0mまでの土壌を全て掘削します(写真②)。掘削土壌のうち、汚染処理が必要な土壌は仮設土壌処理プラント(第6回で紹介)へ、その他の土壌はフェリー台船(第2回で紹介)などを用いて新海面処分場等へと運搬します。
  3. A.P.+2.0m以深は、汚染が確認されている区画を掘削します。鋼矢板と呼ばれる土留め(鋼板を組み合わせた壁)で囲ってから汚染土壌がある箇所を掘削・除去します。(写真③)
  4. 掘削後は、仮設土壌処理プラントで処理された土壌(処理済み土)等でA.P.+2.0mまで埋戻します(写真④)。
  5. なお、A.P.+2.0m付近には、毛細管現象により地下水が地表近くの土壌に上昇することを防ぐために砕石層を敷設します(写真⑤)。

本ホームページでは、A.P.+2.0m以深の汚染土壌対策の状況を 掲載しておりますので、そちらも是非御覧ください。

※画像をクリックすると拡大します。

写真① 盛土の掘削

写真① 盛土の掘削

写真②工場操業時の地盤面~A.P+2.0mまでの掘削

写真② 工場操業時の地盤面~
A.P.+2.0mまでの掘削

写真③ A.P.+2.0m以深の掘削

写真③ A.P.+2.0m以深の掘削

写真④  埋戻し

写真④ 埋戻し

写真⑤  砕石層敷設

写真⑤ 砕石層敷設

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【第10回】2012年12月17日

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写真① 施工状況全景

写真① 施工状況全景

写真② ソイルセメント造成状況(写真内赤丸がカッターポスト)

写真② ソイルセメント造成状況
(写真内赤丸がカッターポスト)

写真③ シートウォール挿入状況

写真③ シートウォール挿入状況

写真④ シートウォール挿入完了

写真④ シートウォール挿入完了

図① 三層遮水壁モデル

図① 三層遮水壁モデル

この工事では、敷地内外からの地下水の流出入を防ぐため、各街区周縁に不透水層の深さまで遮水壁を設置します。道路側には第一回で紹介した「鋼管矢板遮水壁」を設置し、護岸側には今回紹介する「三層構造遮水壁」を設置します。
三層構造遮水壁の施工は(写真①)、

  1. 等厚式ソイルセメント地中連続壁工法により、カッターポストと呼ばれるチェーンソー型のカッターで地盤を掘削し、現場の土とセメントを混合させてソイルセメントの壁を作ります(写真②)。
  2. その壁の中央部に、シートウォールと呼ばれる鋼製の遮水材を挿入します(写真③/写真④)。
  3. 以上の順序で繰返し作業を進めていくことで、「ソイルセメント+遮水材+ソイルセメント」という三層の構造体となります(図①)。

ソイルセメントおよびシートウォールは、ともに遮水性を有しており、これらを複合的に組み合わせることで、より高い遮水性能を得ることができます。
現在施工中の6街区の三層遮水壁完了をもって、市場用地の遮水壁が完成することになります。

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【第9回】2012年11月26日

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写真① 仮設土壌処理プラント 排気設備

写真① 仮設土壌処理プラント 排気設備

写真② 仮設土壌処理プラント ベンゼンモニタリング状況

写真② 仮設土壌処理プラント
ベンゼンモニタリング状況

写真③ 地下水処理プラント ベンゼンモニタリング状況

写真③ 地下水処理プラント
ベンゼンモニタリング状況

写真④ 掘削テント全景

写真④ 掘削テント全景

写真⑤ 掘削テント ベンゼンモニタリング状況

写真⑤ 掘削テント
ベンゼンモニタリング状況

写真⑥ 検知管

写真⑥ 検知管

写真⑦ 検知管拡大

写真⑦ 検知管拡大

今回は、毎日HP上で公開している仮設土壌処理プラント、地下水処理プラント、掘削テントでのベンゼン濃度のモニタリング状況について紹介します。
仮設土壌処理プラントでは、排気設備の稼働日に1日1回、検知管を用いて排気ガスからベンゼンが排出されていないかを確認しています(写真①、②)。地下水処理プラント(写真③)、掘削テント(写真④、⑤)においても、同様の確認をしております。なお、検知管(写真⑥)の赤丸部分(写真⑦)が変色しなければ、ベンゼンが不検出という判定になります。
このように日々モニタリングを行い、環境保全対策に万全を期して、本工事を進めています。
他のモニタリング状況についても、今後紹介していきます。

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【第8回】2012年10月17日

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写真① 注水バイオスパージング工法

写真① 注水バイオスパージング工法

写真② スパージング井戸と揚水井戸

写真② スパージング井戸と揚水井戸

写真③ 地下水処理プラント

写真③ 地下水処理プラント

写真④ ガス処理装置

写真④ ガス処理装置

第5回で紹介しましたが、汚染地下水対策の第2弾です。
今回は、注水バイオスパージング工法(写真①)を紹介します。
注水バイオスパージング工法は、汚染地下水対策の基本である揚水・注水の機能を有するとともに、エアスパージング※1及びバイオレメディエーション※2による浄化を併用できることが特徴です。さらに、空気や栄養塩と共に浄化補助剤を注入することで、シアン化合物の分解を促進することができます。
現場では、スパージング井戸(写真②の赤い管が繋がっている井戸)から空気と同時に栄養塩や浄化補助剤を含む清浄な水を供給しながら、揚水井戸(写真②の半透明の管が繋がっている井戸)から汚染地下水とベンゼンを含むガスを回収します。
回収した汚染地下水は、地下水処理プラント(写真③)で処理して下水道に放流し、回収したベンゼンを含むガスは、ガス処理装置(写真④)を通過させることにより、無害化して大気放出します。

※1:エアスパージングとは地下水中に空気を吹き込み、ベンゼンを気化させて回収する方法。
※2:バイオレメディエーションとは、地中の微生物を空気と栄養塩(窒素やリン)を注入することにより活性化して、ベンゼンやシアン化合物を分解する方法。

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【第7回】2012年08月27日

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技術会議委員の現場確認状況①

技術会議委員の現場確認状況①

技術会議委員の現場確認状況②

技術会議委員の現場確認状況②

技術会議委員の現場確認状況③

技術会議委員の現場確認状況③

7月23日から7月26日にかけて技術会議の原島座長はじめ各技術会議委員に豊洲市場土壌汚染対策工事の現場を確認していただきました。
技術会議では、豊洲市場の安全・安心を確保するための具体的な技術・工法をとりまとめていただいたことから、仮設土壌処理プラントを中心に処理状況等を確認されていました。
工事終了時には、技術会議を開催し、施工内容を確認していただく予定です。

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【第6回】2012年08月24日

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写真① 仮設土壌処理プラント

写真① 仮設土壌処理プラント

写真② 中温加熱処理プラント

写真② 中温加熱処理プラント

写真③ 洗浄処理プラント①

写真③ 洗浄処理プラント①

写真④ 洗浄処理プラント②

写真④ 洗浄処理プラント②

写真⑤ 掘削微生物処理プラント

写真⑤ 掘削微生物処理プラント

写真⑥ テント

写真⑥ テント

汚染土壌を浄化する仮設土壌処理プラントが稼働し、処理が順調に進んでいます(写真①)。
仮設土壌処理プラントでは、熱を用いる中温加熱処理(写真②)、水で洗う洗浄処理(写真③、④)、微生物活動にて分解する掘削微生物処理(写真⑤)の3種類の処理を行っています。
洗浄処理プラントと掘削微生物処理プラントは、気密性の高いテントの中に設置しています(写真⑥)。これは、ベンゼンなどの揮発性物質の拡散防止に配慮しながら処理を進めるためです。
また、汚染土壌を一時的に保管する汚染土仮置ヤードにも、同じ目的でテントを設けています。
プラントは24時間で処理を行っており、3つの街区の汚染土壌を確実・効率的に処理します。

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【第5回】2012年08月23日

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写真① 地下水対策(ペーパードレーン)

写真① 地下水対策(ペーパードレーン)

写真② 地下水対策(ウェルポイント)

写真② 地下水対策(ウェルポイント)

写真③ 揚水井戸(ディープウェル)

写真③ 揚水井戸(ディープウェル)

写真④ 水質モニタリング状況

写真④ 水質モニタリング状況

この工事では、汚染土壌とともに汚染地下水の対策も行ないます。
汚染地下水対策では、まず汚染地下水がある部分を遮水壁で囲み閉じ込めます。
そこに揚水井戸(写真③)などを設置して地下水を汲み上げます。
汲み上げた汚染地下水は水処理プラントで処理して下水道に放流し、汲み上げた分に相当する水道水を地下に戻します。
水の入れ替えを何度か繰り返すことによって地下水をきれいにします。
施工中は水質分析計(写真④)などで地下水の浄化具合の確認を行っています。
今回の工事では、圧密促進や地下水低下に用いるペーパードレーン(写真①)やウェルポイント(写真②)の技術を活用した汚染地下水対策も行います。

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【第4回】2012年05月10日

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東京みなと祭 練習風景(東京消防庁による一斉放水)

東京みなと祭 練習風景(東京消防庁による一斉放水)

5月12日(土)~13日(日)に第64回東京みなと祭が晴海ふ頭で開催されます。
(詳細はこちら
今回の写真は、東京みなと祭に向けた東京消防庁による一斉放水の練習風景です。
当工事現場は晴海ふ頭の対岸にあるため、練習を間近に見ることが出来ます。
練習日には、工事の海上運搬が支障にならないように船を護岸に横付けするなど、東京みなと祭の練習に協力しています。
祭当日(一斉放水は13日(日)10:30~11:30)も写真のように素晴らしい放水が見られることを楽しみにしています(当工事は休工です)。

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【第3回】2012年05月02日

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プラント基礎設置状況

プラント基礎設置状況

プラント及びテント設置状況

プラント及びテント設置状況

この工事ではガス工場操業由来の汚染土壌を場内に設置した仮設土壌処理プラントで浄化することとしています。
このプラントには土に熱を加える中温加熱処理、土の粒子のふるい分けと水洗いによる洗浄処理、微生物活動により汚染を分解する掘削微生物処理の3種類を設置します。 汚染物質の種類に応じて、3種類の処理方法を組合せて確実・効率的に浄化します。
プラントは、約5haの広さに遮水シート+コンクリート舗装をした上に設置します(左上の写真)。
さらに、汚染土壌を置く場所にはテントを設置して、揮発性有害物質が大気へ拡散するのを防止します。
中温加熱プラント2基、洗浄プラント3基、掘削微生物処理プラント2棟と、国内外でも最大級の能力をもった汚染土壌処理施設です。現在、早期完成に向け、設置工事を行っています(右上の写真)。

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【第2回】2012年03月09日

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【第2回】2012年03月09日

【第2回】2012年03月09日

この工事では土壌の搬出入にあたり、船による輸送を積極的に取り入れ、工事用車両による輸送を削減することとしています。
お気づきの方もいらっしゃるかとは思いますが、先週より、海上運搬を開始しました。
今回、フェリー台船と呼ばれる、長さ70mを超える大きな船を使用しています。
カーフェリーと同じように、ダンプ車が直接船の中に乗り込んで、そこで土の荷降ろしや積み込みを行います。
新海面処分場等へ搬出する土は基本的に、このフェリー台船による海上運搬となるため、工事用車両は相当削減されることとなります。(土によっては引き続き陸上輸送するものがあります。)

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【第1回】2012年03月02日

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【第1回】2012年03月02日

この「現場Photo Gallery」では、現地がどういう状況か、写真を交えて紹介していきたいと思います。
現在、主に、盛土の掘削・運搬と遮水壁の設置を施工中です。
左の写真の手前にあるのが鋼管遮水壁用の鋼管、奥は盛土を掘削したところの状況写真です。
遮水壁のうち、道路側は、この左の写真にある丸い鋼管をつないでいきます。
右側の写真は、この鋼管を打設しているところの写真です。
直径800mmの鋼管を写真のように、圧入といって、地中に押し込んでいきます。
街中で、これだけの鋼管を打設する工事はないと思います。
これからも、現地の状況を適宜紹介していきますので、よろしくお願いします。

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