豊洲新市場建設について

豊洲新市場土壌汚染対策工事


豊洲への移転の必要性

◆築地市場での再整備の取組み

 築地市場を現在地で再整備することについては、関係者間で十分な検討を行い、平成3年から実際に工事に着手し、整備を進めました。しかし、工事の長期化や整備費の増大、営業活動への深刻な影響など多くの問題が発生し、業界調整が難航して平成8年頃に再整備工事は中断しました。その後も、築地市場の再整備に向けて、様々な案の検討・協議を重ねたものの、いずれの案も問題を解消することができないとされ、平成11年に現在地での再整備は困難という結論に至りました。

【過去の経緯】

昭和63年

再整備基本計画の策定

総工費2,380億円を予定

平成3年 再整備工事の着手
平成8年頃

再整備工事の中断

営業活動への深刻な影響の懸念から、業界調整が難航

工事の途中で、工期の遅れや整備費の増大など、様々な問題が発生

再試算で3,400億円(工事中断まで400億円執行)

平成9年〜 計画の見直し・再検討
都と業界で、計画見直しのため協議を重ねたが、結論は出ず
平成10年 移転可能性の検討要望
業界団体から臨海部への移転可能性の調査・検討の要望
平成11年 業界との協議において、移転整備への意見集約
「現在地再整備は困難であり、移転整備へと方向転換すべき」

 その後、平成22年4月から、東京都議会で、あらためて現在地再整備の可能性について検討されました。その結果、再整備は建設に関わる工期だけで10数年かかり、その他に工事着手前に行う業界との調整、仮移転先の晴海の地元調整に加えて、土壌汚染調査、埋蔵文化財調査などの不確定要素を加味すると、さらに長期化するおそれがあることも明らかとなりました。

もっと詳しく知りたい方は『疑問解消BOOK』(P2〜P6)、『築地市場の移転整備』(P2〜P3)、なるほど納得! 築地市場移転(なぜ移転整備が必要なの?)

◆選ばれた豊洲地区

 築地市場の現在地での再整備が検討される中、移転整備の可能性についての調査・検討も進められてきました。首都圏の基幹市場である築地市場の移転先としては、流通環境の変化に対応する機能整備ができる約40haという敷地の広さのほかに、良好な交通アクセス、築地の商圏との継続性などが求められます。

 こうした条件をもとに、豊洲地区、晴海地区、有明北地区、石川島播磨重工業造船所跡地、中央防波堤内側の5地区を移転候補地として、比較検討をしました。その結果、「敷地の広さ」「交通」「商圏」の全ての条件を満たす場所として、豊洲地区が移転先として選ばれました。

●約40haの用地

 高度な品質管理・衛生管理ができる卸売場・仲卸売場に加え、物流の効率化を図るための広い駐車場や荷さばきスペース、新たな顧客ニーズに応える施設や緑地等の整備のためのスペースを配置できる約40 haのまとまった敷地を確保しています。

●交通条件が良好で築地の商圏に近い

 流通拠点にとっては、良好な交通アクセスも重要な要件です。豊洲地区は、首都高速道路の出入口や主要幹線道路にアクセスしやすく、東京港や羽田空港からの輸送利便性が高いことなど、交通条件の良好な場所に位置しています。また、公共交通機関の東京臨海新交通臨海線「ゆりかもめ」には、市場前駅が整備され、新豊洲駅で地下鉄有楽町線豊洲駅に接続しています。

 また豊洲地区は、大消費地である都心から2〜4km、築地からも2.3km、車で5分の位置にあります。飲食・小売店が多数集積する銀座・築地地区、晴海地区、再開発計画が進行している豊洲1〜3丁目地区、さらには臨海副都心地区にも隣接しています。

もっと詳しく知りたい方は『疑問解消BOOK』(P7〜P9)、『築地市場の移転整備』(P4)、なるほど納得! 築地市場移転(なぜ豊洲なの?)