市場問題プロジェクトチームにおいて、平成28年10月・11月に豊洲市場施設の構造安全性について検証が行われました
市場問題PT 第2回会議における議論の概要 (平成28年10月25日開催)
出席者
PT委員:小島座長、井上委員、菊森委員、佐藤委員、竹内委員、時松委員、森高委員、森山委員説明者:㈱日建設計、株式会社アトリエ・ラ・クレ 高野一樹氏
①防水押さえコンクリートの厚みに係る構造計算書の表記(10mm)と図面の表記(150mm)の食い違い
- コンクリートの厚みは150mmで施工
- 厚さ増により地上総重量が0.6%増加するが、都が求める耐震強度に対し7%以上の余裕を持っている
⇒ 市場問題PTとしても同意
②床用積載荷重(水産仲卸売場)700kg/㎡の妥当性
- 築地市場での実際の使い方を参考に設計。想定される荷重に対して十分なゆとりがあり、地震の時でも安全な積載荷重を設定
⇒ 市場問題PTとしても同意
③基礎(地下)ピット部の耐震設計上の評価
- 高野氏 :地下部を含めて5階建として構造計算すべき
- 日建設計 :4階建として構造計算することが適当 地下部は頑丈で地震時にほとんど変形しない
⇒ 市場問題PTとして法令上の安全性は確認 引き続き専門的な見地から検証していく
市場問題PT 第3回会議における議論の概要 (平成28年11月29日開催)
出席者
PT委員:小島座長、井上委員、菊森委員、佐藤委員、竹内委員、時松委員、森高委員、森山委員
- 第2回会議において、専門的な見地から検証することとしていた③に係る構造解析モデルの妥当性について、森高専門委員から「基礎ピットをモデル化することによる地上部への影響は極めて軽微であり、設計時の構造安全性は確保されている」と報告